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かんそうやさんに感想をお願いしたらめちゃくちゃ感動したし自分が好きになっちゃった話


みなさんこんにちは、井中まちです!!今回はだらだらと前置きせずにサクッと本題に入ります!!なぜならばサクッと本題に入りたいからです!!

 

突然ですが、みなさん、「かんそうやさん」はご存じですか?

そうですね、創作界隈ではたいへん有名な方ですね。その名のとおり、依頼すると創作物(二次創作も可)の感想を書いてくださる方です。今回利用させていただき、個人的に抱いた印象としては、「感想というよりは的確なアドバイスをくださる方」といった感じでした(おそらく依頼内容により異なるかと思います)。

 

 

【かんそうやさん】

 

ひらがなのお名前&いらすとやさんの「本の虫」イラストアイコンが目印(当記事冒頭参照)。

いらすとやさんヘビーユーザーである私が勝手に親近感を抱いていることはあまり知られていない。

 

★かんそうやさんnote(活動内容がわかる)→https://note.com/kansouya

★かんそうやさんココナラ(依頼はこちらから)→https://coconala.com/services/1086824

★かんそうやさんTwitter(やさしい)→https://twitter.com/kansouya3

 

 

おわかりいただけただろうか。

noteとココナラとTwitter(やさしい)にするっと目を通しただけでもわかる、絶対的な信頼感。誠実なまなざし。

5月初頭、はじめての公募原稿を仕上げた私(へたれ)がほんのちょっとの勇気を振り絞って「かんそうやさんに感想を書いていただきたい!」と突撃したその気持ち。

そう、すべてはそこから始まったんだよね。

 

ところでこの公募、昨日一次選考の結果が発表されました。私の作品は通りませんでした。

その日の夜のことでした。かんそうやさんから窒息するほどうれしい感想が届きました。

 

タイミング神かな?

 

というわけで、まずはかんそうやさんに読んでいただいた作品のデータからどうぞ(飛ばしても大丈夫だよ!)。

 

 

『花よりも風よりも』

 

★総文字数→134,644文字

★カクヨムにて8月31日まで期間限定公開中→https://kakuyomu.jp/works/1177354054890707499  公開は終了いたしました 

 

【あらすじ】

新しく即位された天子さまは16歳。朱(あき)は行き遅れの24歳。

9つ離れた妹の付き添いでお妃候補選定試験を受けたところ、なぜか妹とともに合格してしまった。

なりゆきで後宮入りした朱だったが、多くの妃嬪候補たちや後宮で働く者たち、そして未来の夫との出会いと交流によって、自身の行く先を少しずつ見出していく。

だが過去と向き合うことを余儀なくされた時、その心は大きく揺れた。

やがてたどりつく重大な岐路を前に、彼女が手にした選択とは。

迷って泣いて後悔して、それでも笑える人生を描く、コミカル&ビターテイスト・古代日本風後宮ファンタジー。

 

 

……上記のような、「絶対にドロドロなんてさせねえ。俺ぁ女の子たちがひたすら優しくもほろ苦い世界でキャッキャうふふしてる爽やかな後宮物が書きてえんだ」という確固たる信念により書き上げた、「大人の女性」をメインターゲットとした小説です。ファンタジーですが不思議な力とかはほとんどなく、かなり古代日本(だいたい奈良時代あたり)に近い(といっても中国とか他アジア系の国々とかオリジナル設定とかいろいろ混ぜてる上にモデルとした時代の範囲も広いんですが)世界観となっています。

とりあえずそれを頭の片隅に置いておいていただいて、早速かんそうやさんの書いてくださった感想を、私の叫びとともにご覧ください。

 

 

 

(これより先、ネタバレになりそうな記述があります。でもここもかんそうやさんのすごいところで、決定的なネタバレになるようなことは避けて書いてくださってるんですよね~神~~!!この記事はとにもかくにもかんそうやさん!かんそうやさん!!という内容になっているので、あまりネタバレに配慮しておりません。さすがにこれは隠しておいたほうがいいかなという部分だけ、ぼやぁ……ん、とさせております、ご了承ください。ネタバレ絶対許さないマンの方は先に本編を読んでくれよな!※感想お待ちしております)

 

 

 

※画像クリック・タップで拡大します。 

 

はい!こちらが全体評!!……の、だいたい1/3くらいです!!

すごくなぁい?ボリュームすごくなぁい?ちなみになんですが、A4サイズPDFデータにして9枚分の感想をいただきました。

まだまだ~続くよハム太郎~~~。

 

(登場人物の名前は、朱【あき】=主人公、華弥【はなび】=主人公の妹、叶舎【かなりや】、呼覚【こさめ】、有琉人【アルト】=主上……と読みますが、私がいま紹介したかっただけなので特に覚えていただく必要はないです)

 

 

おぅん……それはまさしく私がとくに意識した3点です……。

 

 

はわわわわわ……うちの子たちがめっちゃ褒められている……めっちゃ褒められているよぉ~~~~~!!おかあさーーーん!!おかあさーーーーーーーーん!!!!

ハッ、おかあさん……それは私!!!!なんてこった私はどうやら女神たちを生み出してしまったようだな!!!!

ていうか、すごくないですか?めちゃくちゃ登場人物たち一人一人を見てくださってるやん……やん……。

 

 

作者もそう思います!!!!

 

 

はいここテストに出まーす。「優しい人たちだからこそ感じる痛み」。

じつは私、この話は「あまり強くはない人たち(自分も含めて)」のために書いたんですね。なのでなんというか、こういう感想をいただけて、「ああ、そうだよな。優しいからこそ傷つくし、強くなれないことだってあるよな」と思ったんですよ。

ということは、もしかして私も優しい人だったのでは……?(トゥンク)

作品の感想を通して作者の人格まで肯定してくださる……なんということだかんそうやさん……名カウンセラーかんそうやさん……(個人の感想です)。

 

 

こういうふうに、具体的にどこがどうよくてそういう感想を書いたのか、ということもしっかり教えてくださいます。

この例として出していただいた妃嬪と女官の出自や有琉人の設定については、全体にかかわる重要なポイントなので、実際かなり気をつかいました。

 

 

これはかなりうれしいですね!!

厳密にいうと時代物っぽいファンタジーではあるのですが、儀式とか物の名前なんかはほぼ歴史上の、しかもマイナー気味な古代日本のものなので、わかりやすく伝えようと苦心しました(このことについては、私の質問に答える形でこのあと詳しく書いてくださっています)。

そしてなんといってもルビですよ、ルビ。

そ、そ、そこまで見てくださっている!?たしかにルビはいつも私が相当こだわるポイントなんです。そこに言及していただけるとは……(これも詳しくは後述)。

 

と、ここまでが全体評です。

どうよ。すごない?ちなみにこれで全体のだいたい1/4くらいかな。すごない???

そしてこのあとに待っているのは……!!

 

 

_人人人人人人人人人人_

> ここすきポイント <

 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄

 

ここすきポイントて!!アナタちょっと!!ここすきポイントて!!!!

やめろよ好きになっちゃうだろ!!!!!!!!

 

 

わ、わかる~~~。

そうだと思う~~~作者もそうだと思う~~~~。だからこそこの2人の関係性が物語のキモなんですよね~~~~~~わかりみがすぎる~~~~~~~~~~~~~~~~。

 

 

うわーーーーーーーーーーーーこの姉妹最高ですかって言ってくださるかんそうやさん最高ですか!!??

そう、そうなんですよ!!そういう、その、姉妹の関係!!な!!!!

まあ、そう、だからつまり……最高なんだよな。かんそうやさんも……そして俺も、な。

 

 

かんそうやさん……正解です(何様?)。

まさに!そう!まさしく!!このシーンこそが『花よりも風よりも』!!!!

伝わっていた!!伝わっていたぞ!!!!ヤッターーーーーーーーーー!!!!!!

 

と、私がどんどん自己肯定感を高めていったところで話題は次に移ります。

依頼させていただいたときにあらかじめ確認をお願いしていた、私からの質問への回答です。

 

 

改めて見ると質問の内容に若干の気持ち悪さを感じますね。許してくれこの時は必死だったんだ……。

そんな質問にも快く答えてくださるかんそうやさん。ありがとうございます。

キャラクターの魅力についてはすでに全体評で語ってくださっていたのですが、より具体的に「ここがこうできているからよい」と答えてくださっています。丁寧……。

 

 

しっかり構成が……練られている……もしかして私はやればできる子なのでは……?

(この質問を私がさせていただいた理由は「流して読んだときに引っかかるところがないか気になる!」という感じだったので、このまま納品をお願いいたしました)

 

 

これが本当にもうめっっっっっちゃくちゃうれしかったです!!!!

わかりやすく伝える、イメージしてもらう、それを毎回なによりも意識して書いているんです!!!!

見て!!ほら!!人名のルビ!!そんなところまで見てくださってるってすごすぎない!!??うれしすぎて窒息する……。

この「読み手への配慮、情報の出し入れと管理」という部分については、ここには書いてありませんが「執念すら感じる」とまで言っていただけて、「こだわり続けてきてよかった……」と思いました。

ただ私の執念が傍から見るとなかなかのものらしく、執筆中のメンタルとかのご心配までしていただいちゃいました……すみません……やさしい……。

ご安心いただきたいので一応お答えしておきますが、このスタンスでわりと長年書いてきたので大丈夫だと思います……!!もはや性癖です。ちなみに私もルビがないと名前が覚えられないタイプの人です。

 

こういった「わかりやすさ」の部分は、プロの小説を読んでてちょっと不安に思っていたところだったので、「私は間違ってなかったんだな」と思えました。

たとえば特殊な、この作品でいうと古代日本で使われていた言葉や役職や道具等ですが、プロの歴史小説とかを読んでいるとけっこう「この説明いる?」って部分まで説明されていることも多いんですよね。なんというか、べつに話に関係ない建物のつくりまで事細かに記述されてたりとか。

そうやって細かく全部説明することで読者がイメージしやすいようにしているのかなあとも思ったのですが、個人的には読者に提供する情報をしぼったほうがわかりやすいと感じていたので、この回答をいただけて本当にホッとしました!!

このままの方向性で、より強みをつよつよしていきます!!!!

 

 

この質問は本当に申し訳ない……質問を送ったあとでかんそうやさんのプロフィールに男性と書いてあるのを確認いたしました。まことに失礼いたしました……。

で、も!!そんな質問にもこんなに丁寧に答えてくださるかんそうやさん!!!!やさしい……。

非常にフラットな目で見てくださっていますよね。なので作者の性別、作中の登場人物の性に関する心の在り方、作品のメインターゲット層がどこなのかとかも関係なく、安心して作品をお預けできると思います。

たいへんありがたいことです。

 

 

…………………………。(うれしさのあまり言葉を失った私のしかばね)

ここまで作者の意図を読み取ってくださるってこと、ある!!!???

ありがとうございます、本当にありがとうございます……そのままの私で生きていきます……もうこれしか言えねえ……言えねえよ……。

 

 

そして最後にかんそうやさんから一言がいただけます。

 

ありがとうございますありがとうございます!!!!

いろんなこと調べました!!!!言及していただけてうれしかったので、この記事の最後に参考文献一覧を載せておきます!!!!(まだまだ勉強が足りないくらいだとは思いますが、うおぉ、認めてくださった……うれしい……という気持ちをただただここで放出させていただきたい)

 

もうなんていうか、本当にありがとうございます……!!!!!!!!

あのほんと、私これでいいんだ!!ってめちゃくちゃ思えました……!!!!!!!!

かんそうやさんすごく構成とか褒めてくださったんですけど、私はプロットが立てられない系物書きなんですね。なので書き進めながらその都度頭の中で話を整理しているんですが、最近ようやく小説の書き方とか必死に勉強し始めて、どの本にも「プロットをちゃんと立てろ。紙に細かくメモしろ」と書いてあって……。

しかし私はそれができない、というか、たぶんそれをやると書けないんですよ。それで「いや自分絶対向いてないやん……基本的なことがなにひとつできないやん……」とわりとしょんぼりしていたんですが、かんそうやさんにこうして感想をいただけたおかげで「これが私のやり方じゃい!!!!!!」と自信を持つことができました!!!!

 

私は私のままでよかったんだな……なんだ、自分のことが好きになっちゃったな。

 

もうとにかくかんそうやさんは作品を大事に扱ってくださって、もちろんその先にいる作者のことまでしっかり考えてくださるので、「人に意見を聞くのとかめっちゃこわいやん……」という方にこそおすすめしたいです!!

ほんと……まじ……私は公募原稿の感想を甘口でお願いするようなへたれだけど……かんそうやさんのおかげで一歩先へ進むことができます……ありがとうございます……。

 

 

というわけで、「かんそうやさんに感想をお願いしたらめちゃくちゃ感動したし自分が好きになっちゃった話」でした。

いまは予約が殺到しているとのことなので、かんそうやさんにはどうかご無理のないように、活動を楽しんでいただきたいなと思います。

かんそうやさんはこれからもっとお忙しくなられるかと思いますが、もしお願いできる機会がございましたら、またぜひお願いしたいです。

私も次の公募に向けてがんばります!!

 

かんそうやさん、このたびは本当にありがとうございました!!!!

 

 

 

 

 

 

【花よりも風よりも 参考文献等一覧】

 

『歴史のなかの異性装』服藤早苗・新實五穂編(勉誠出版)

『知っ得 後宮のすべて』國文學編集部編(學燈社)

『宦官 側近政治の構造』三田村泰助(中央公論新社)

『日本書紀 全現代語訳 上・下』宇治谷孟訳(講談社)

『続日本紀 全現代語訳 上・中・下』宇治谷孟訳(講談社)

『生殖医学から古代の謎に迫る』江本精(勉誠出版)

『平城京の時代 シリーズ日本古代史4』坂上康俊(岩波書店)

『平城京のゴミ図鑑 最新研究で見えてくる奈良時代の歴史』奈良文化財研究所監修(河出書房新社)

『天平の律令官人とくらし』出川広(桜山社)

『歴史文化ライブラリー273 エミシ・エゾからアイヌへ』児島恭子(吉川弘文館)

『歴史文化ライブラリー288 平城京に暮らす 天平びとの泣き笑い』馬場基(吉川弘文館)

『歴史文化ライブラリー390 古代の女性官僚 女性の出世・結婚・引退』伊集院葉子(吉川弘文館)

『歴史文化ライブラリー488 戸籍が語る古代の家族』今津勝紀(吉川弘文館)

『隼人の古代史』中村明蔵(吉川弘文館)

『歴史ごはん 食事から日本の歴史を調べる第1巻 縄文〜弥生〜奈良時代の食事』永山久夫・山本博文監修(くもん出版)

『食の万葉集 古代の食生活を科学する』廣野卓(中央公論新社)

『古典和歌入門』渡部泰明(岩波書店)

『和歌のルール』渡部泰明編(笠間書院)

『和歌文学の基礎知識』谷知子(KADOKAWA)

『新装版 万葉の言葉と四季 万葉読本3』中西進(KADOKAWA)

『渡来人と帰化人』田中史生(KADOKAWA)

『新典社選書68 古典和歌の詠み方読本 有賀長伯編著『和歌八重垣』の文学空間』三村晃功(新典社)

『ものが語る歴史25 蝦夷とは誰か』松本健速(同成社)

『古代天皇制と辺境 同成社古代史選書18』伊藤循(同成社)

『蝦夷の古代史』工藤雅樹(平凡社)

『熊襲と隼人』井上辰雄(教育社出版)

『産鉄族オオ氏 新編東国の古代』柴田弘武(崙書房出版)

『古代国家と東国社会 千葉史学叢書1』千葉歴史学会編(高科書店)

『市川市史編さん事業調査報告書 下総国戸籍 遺跡編』市川市史編さん歴史部会(古代)下総国戸籍研究グループ編(市川市文化国際部文化振興課)

『京都書院アーツコレクション25 日本の女性風俗史』切畑健編(京都書院)

『歴博第167号』国立歴史民俗博物館編(歴史民俗博物館振興会)

『ならめがね第5号』合同会社エディッツ編(合同会社エディッツ)

論文『日本古代の王権と鷹狩』森田喜久男(九州大学基幹教育院)

論文『風土記に現われた酒(4)』加藤百一

論文『万葉集に見る「防人」に関する考察』高継芬

 

東京国立博物館

・御即位記念特別展「正倉院の世界 皇室が守り伝えた美」及び公式図録

・特別公開「高御座と御帳台」及びパンフレット

・日本書紀成立1300年特別展「出雲と大和」及び公式図録

東京国際フォーラム

・J-CULTURE FEST特別展「平安のスポーツスタジアム 令和の初春梅花の宴・御大礼の儀式と装束」

奈良国立博物館

・御即位記念「第71回正倉院展」公式図録

国立歴史民俗博物館

・第1展示室「先史・古代」

独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所ホームページ

(https://www.nabunken.go.jp/)

風俗博物館ホームページ

(http://www.iz2.or.jp/)

万葉衣装企画・山口 大阪材料株式会社ホームページ

(http://www.eonet.ne.jp/~ufmii/)